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スーザン・ボイルさん、決勝に不出場か 中傷に耐えきれず [映画情報]



【5月29日 AFP】48歳の新星歌姫、スコットランド出身のスーザン・ボイル(Susan Boyle)さんが、30日に迫った英オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain's Got Talent)』の決勝に出場しないかもしれないと、同番組の審査員の1人、ピアーズ・モーガン(Piers Morgan)氏が28日、明らかにした。

■中傷の嵐に「おびえたウサギのよう」

 モーガン氏が番組を放映するITVに語ったところによると、ボイルさんは「名声というプレッシャーに耐えきれず」、27日に帰り支度を始めたという。

 モーガン氏のブログによると、ボイルさんはここ数日、テレビやラジオ、新聞で「ごうまん」「不誠実」「甘やかされている」「ニセモノ」「狂っている」といった中傷を何度も目にすることになった。彼女はこれまでの人生でこのような経験をしたことは一度もなく、「何度も目に涙を浮かべ」「(車の)ヘッドライトを浴びておびえきったウサギのようだった」という。

 モーガン氏は28日、LBCラジオで、ボイルさんを「信じられないくらいに優しく、すてきで寛大な女性が一躍、世界一のスターになった」と表現し、「このような変ぼうを遂げた人なら誰でも、非常に大きなプレッシャーを感じるはず。彼女の神経がほとんどすり切れていることが、あの準決勝で分かったでしょう。そろそろ、少しそっとしておいてあげるべき頃合いです」と訴えた。

 前週末の準決勝でボイルさんミュージカル「キャッツ(Cats)」の「メモリー(Memory)」を披露したが、ときどき音を外すなどのミスが見られた。

■報じられた醜態

 報道によると、26日に行われた同番組の別の準決勝でボイルさんは、審査員のモーガン氏とべたべたしている姿が映像に流れた。その後、ライバル視している出場者をモーガン氏がほめると、ボイルさんは罵声(ばせい)を浴びせた上、カメラに向かってひわいなポーズをとったという。

 また、大衆紙サン(Sun)は、ボイルさんが翌27日、宿泊先のロンドン(London)のホテルで、彼女をやじった2人の客に繰り返し悪態をつき、警察が呼ばれる騒ぎとなったと報じた。

 だが渦中のボイルさんは、「気持ちはしっかり持っているわ」と語っているという。(c)AFP/Michael Thurston


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